新しい年があけました。おめでとうございます。感染は拡大するばかりですが、コロナ禍の2020年が去り、希望を見出したい2021年です。陽はまた昇る、ではないですけど、たとえこの地球上でなにが起ころうと、あけない夜はなく、あけない年はないのですね。そして元旦の青い空に輝くお陽さまを目にしたとき、いうまでもなく、希望のようものを感じました。
大晦日を母とすごさなくなってから、紅白歌合戦、というかテレビもまったく観ないので、まるで侘び住まいを地でいくよう…。以前はどこからともなく聞こえてきた除夜の鐘の音も聞こえず(最近は苦情も?)、ほんとに静かな大晦日でした。が淋しいわけではなく、ネトフリの連続ドラマを見終わり、ハッピーエンドにほっとして穏やかな眠りについたしだいです。
いっぽう、お正月飾りは去年とほぼおなじ(苦笑)。ことしは獅子柚子もなく、お節につかう葉ものを公園で採っているときに見つけた蟹草(つる性の羊歯)を、去年試してみたのとおんなじに、くるくるっとまるめて「見立て」の「お鏡さん」に。こういう日本独特の見立ての美学というのか遊びというのか、自己満足の世界だけど、野趣でものすごく好きなのです。
枝ぶりが格好いい白松は、先々週、公園を歩いたときに拾ってお正月まで待機させておきました(笑)。枝が細いので折れやすいのか、この時期にはかならず数本落ちています。竹の葉とつる梅擬を川沿いの茂みからいただいてきたので、「松」「竹」「梅」で、そろえました。お金をかけなくても、ほら、こんなに愉しい(笑)。新年からこんなことをして遊んでいます。